混沌の市民権

先日私のコーチとのセッションがあったのですが、珍しくソワソワしてしまって全然集中できませんでした。コーチもさすがで、「何か今日は焦っていますか?」と…。おっしゃる通りです。

私のソワソワの理由は、実はこのウェブサイト。コーチングでの学びや自分が大切にしていることをお伝えしたくて始めたことなのに、最近はそれが私の心を乱し続けているという訳わからん状況になっております。私はいま、非常に居心地が悪いのです…。

ホントはちっちゃいとこでほっこりしていたい

私は何か新しいことを学んでいるプロセスが好きです。イギリスに留学していた時も、ヨガを京都で学んでいたときも、コーチングをプラハで学んだときも、基本的に自分がどんどんアップグレードされていく感覚が好きで、学生期間中はとても生き生きします。

小さいときは漫画を自分の部屋で書き続けているようなやつで、プラバンとか作ってうっとりしていたタイプです。そういうことを自分の大好きな “守られた空間” で、コツコツやっているのが大好きです。ちっちゃい拠点をもって、そこでぬくぬくしながら学習して、一人でまったりする時間も好きです。

基本的に自分の拠点の外は戦場です(←生きづらw)。私はいろんな人のいろんな気持ちを放っておいてもキャッチし続けてしまうところがあるので、そういうことをキャッチしないタイプの人たちの言葉にモヤっとしたり傷ついたりします。家に帰ってくるとひどいときは満身創痍になっており、戦から戻ってきた武士のようです。

(余談)

武士といえば、なのですが、むかし営業をしていたときに、お客様にお借りしていたCD-ROMか何かを返却する際、つい体育会出身なノリで「あざました!」というお礼とお辞儀をした(のかな)ところ、私は武士のようだといわれました。

そこから発展して、あだなが野武士になってしまいました。”野” がなぜついたのか若干ひっかかりますが見た目w? 

ちなみに野武士とは「山野にひそんでいて、落武者の武具をはぎ取る、武士や土民の集団」のことを指します。当時の私はどんな雰囲気をかもしだしていたのか、心配になります。

他にも営業時代の思い出でいうと、70代の地元の名物社長様には、生年月日占いをされたうえで「お前は猪年ね?あーーー猪の女は恐いよ~あー恐ろしかー!」と、可愛がっていただきました(?)そこからあだ名は猪女になってしまいました。そういうタイプじゃないんだけどなぁ…あの社長はお元気でしょうか…。

だから今、猛烈にソワソワしている 

話しを戻すと、そんな私が曲がりなりにもウェブサイトを持ち、こうしてブログを書いて発信しているということは、ものすごい「外にさらされてる感」があります。「今までみたいに隠れてひっそり勉強してるときのほうがよかった〜」とちょっと思ってしまっていたりします。 

 小さな拠点が好き、という想いでいうと、自分の分身のようなウェブサイトをコツコツ育てていくことは実は好きな作業なのですが、一方で「世に発信し、誰かに見られ、かつフィードバックをいただいている」というこの状況は、ドキドキするのです。なので、とってもアンビバレントな想いがウェブサイトに対してはあります。パソコンを通じて、戦場にいつでもつながっちゃってる、みたいな…。でも繋がれていることがとても嬉しかったり。(我ながらややこしい) 

そして私は、こういうアンビバレントな感情や、うつりゆく混沌の中に長時間身をおいておくことが苦手です。いつも目標をクリアにしておきたい。いつもやることを明確にもっていたい。だからこそ、「で、私はウェブサイトを持つということに対して、どういうスタンスでいくのよ?」という問いに自分が答えを出せないでいることが、いやだったりします。

混沌に市民権を。 

昔はそういう混沌が嫌いで、結論が出せないものはシャットアウトする傾向にありました。白か、黒か!みたいな。野武士に二言はない!みたいな。ただ、コーチングを通じて自分のそういう傾向に気が付いてからは、最近は、こうしてアンビバレントな想いに揺れたり混沌に浸る時間に、もう少し私の中で市民権を与えてあげようかなと感じています。

新しいことをやればやるほど、自分のコンフォートゾーンを出て右往左往する時間が必ずやってくる。そこを早く抜けなきゃ、結論を出さなきゃ、と思うのではなく、どっしり構えてそのカオスに思い切り浸ってしまうのも手なんだろうなと。今はそういうときなんですね、といった具合に。あけない梅雨はないくらい!くらいに思って、雨の時期を楽しむのと似ているかもしれません。 

プロセスを味わうことも大事

そしてもう一つ大事なことで、かつ私がよく忘れがちなこと。それが、「新しいことをやってみた自分を認め褒めてあげること」です。ストイックな人ほど、このプロセスをスキップしてしまうことが多いのではないでしょうか。

一つの目標を達成すると、その達成を喜ぶ間もなく次の課題に目がいってしまう。その課題をまた最短距離で解決しに行こうとするから、自分が成し遂げたことは瞬殺で過去のことになってしまう。今やっていることは、じつは1ヶ月前には想像すらしていなかったほどのことなのに。

そんな時にありがたい “私をよく知る第3者” の存在

さっそく次のテーマに目を向けて前のめりに話し始めようとしていた私に対して、「恩塚さん、ちょっと待ってください。まずはここまでの道のりを承認するところから始めませんか」「また修行癖がでてますよ笑」と言える存在。それがコーチです。

私のことを客観的に見つづけてきたからこそ言えるフィードバックはときに非常に貴重な声だったりします。「あ…また最短コース行こうとしちゃってたな」「もう忘れかけてたけど、確かにここまでの道のりだいぶ頑張ったな~」と、時には浸ってみる時間を設けてみようと思えるのは、そういう声のおかげだったりします。

新しいテーマへの挑戦は、混沌と仲良く生きることであり、そのプロセスをじっくり感じきることを大切にしながら前に進むことでもあるんですよね。

今日も最後までありがとうございました。