友人のコーチで得られるものは同じか?

日本でのコーチングの認知度も徐々に上がってきていますよね。その流れで、皆さんの会社の同僚やご友人にもコーチングをしていらっしゃる方がいらっしゃるかもしれません。

そんな中で最近よく質問されるようになったのが、「コーチって、別に身近な人(家族、会社の同僚や友人)でもかまわないのかな?」というもの。

結論からお伝えすると、私はコーチは友人ではなく、きちんと距離のある第三者にすることを強くお勧めしています。なのでこのコラムの標題に対する答えは、「違います」です。

コーチングをする上で、コーチとクライアントの関係性は何よりも重要です。セッションで自分が話したいことを何でも話せる間柄であると同時に、セッション中はお互いにそれぞれの役割に徹することができるか、が重要。

だからこそ、二重の関係性(セッション相手が友人でありコーチでもある、という状況)は避けたほうがいいと思うのです。

かくいう私も何度か大学の友人や関係者にセッションをさせていただいたことがありますが、やっぱりどこか変な感じになります(笑)今も私がコーチをしていることを聞いて、興味を持って声をかけてくださる友人もいますが、その場合は本契約を想定せずに、「あくまでも体験として」やらせていただいています。

もちろん、セッション中はお互いにいつもの関係性とは違う帽子を被ってやりきれる&そして皆さんが何でも話せる、と思えるのであれば、友人でも問題ないと思いますが、経験上あまりうまく行かなかったことはお伝えしておきますね。